詩人:快感じゃがー
ひとごみに
さらわれそうになって
でもこのまま
さらわれてしまったほうが
いっそ、らくだともおもって
うまくいきをとめてみた
りょうてをひろげたら
ちょうちょか、とりに
なれるかもしれないと
きたいした
けれどわたしは
ただ、こわくて
いきるのもしぬのも
ただ、こわくて
ちょっとだけ
てをのばすので
せいいっぱいだったの
あいされたくて
もとめられたくて
くちにはだせない
きたないきもちが
いっぱいで
そんなゆうきだけは
ここにも、あったんだ
かこをすてられないのは
わたしのいちぶだから
きっときみは
ないてるね
まだ、あのきのしたで
だから
わすれようとしても
わすれられないよ
つぎに、であうときは
あげはのわたし
つぎに、であうときは
くれないのはねを
そっときみにあげる
そのむねに、さしてあげる
ひとりじゃないって
わかるように
かぜになる
いま、かぜがくる
ほら、わらったよ
きみにも
きこえることを
しんじて...
ねむれないときは
めじるしをおいてね
そんなゆめをみてた
ずっとゆめでみてた