詩人:高級スプーン
衝撃をも糧にする
詩的な叫びが回ってる
空をグルグル
机の上でグルグル
僕の頭ん中でグルグル
無理をしなくても
良いんだって
だから天国には
届かないんだって
生きてるうちには
届かないんだって
打ちのめされて
打ち拉がれて
何やってんだって
繰り返す叫びに
気が動転
途方に暮れるんだ
僕が飽きるのが早いのか
擦り切れるのが早いのか
どちらにしろ止まらない
変わらずに
良い詩があっても
やはり
そう見えたなら
僕が
そう思ったなら
きっと
そうなんだ
変わってしまうんだ
止まらなくたって
僕の意志は固まって
動かなくなるんだ