詩人:ジャガー
湿る空気中
微かに浮かぶ
光は湿気と交わって
去年と同じような
景色の真ん中に
君の背中を思い出す
浮かんでは落ちる
その繰り返しで成るのか
ただ繰り返すだけなのか
やわらかさと
青い雲の中
君の記憶が
揺らいで揺らいで
泳ぐ雲雨に変わり
我をたたきつける
その一粒一粒が
砕け散るさま
身に焼き付けて
力無く笑う様に
世界が単調で
盛り上がってる
雨落ちる音が
悲鳴に聞こえる
欲しいのは温もり
たぶん君の事を…
色無き日々は
揺れぬ心臓の退屈
積もらせた苛立ち
吐き出すは絶叫
君の背中を思い出す
浮かんでは消える
その繰り返しで成るのか
ただ繰り返すだけなのか
やがて終わるすべて
噛み締めながら
誰かと抱き合っていたい
たぶん君の事を…
泳ぐ雲雨に変わり
我をたたきつける
その一粒一粒が
砕け散るさま
身に焼き付けて
力無く笑う様に
世界が終わりを
見ないフリしてる
雨落ちる音が
悲鳴に聞こえる
欲しいのは温もり
たぶん君の事を…
やがて
落ちた雨
太陽に吸い込まれ
雲に変わり
空を包みこむ
地上を見下ろす
力無く笑う様に
世界が単調で
盛り上がってる
僕の存在が悲鳴になる
絶叫し続けるだろう
欲しいのは温もり
たぶん君の事を…