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詩人:蒼ノ天使
暗い部屋で泣きじゃくった…
涙が枯れるまで…
泣いて泣いてとにかく泣いてた…
どうしたらいいか分からなくて…
目が腫れるまでとにかく泣いた…
泣くことしか出来なくて…
自分の無力さを実感して…
止めたくても止まらない涙を手で受け止めて…
窓からさす月光は僕の涙を照らした…
その光はとても優しく温かかった…
それはまるで太陽のように…
それはまるできみのように…
このまま窓から身を乗り出して月が照らしているこの街を飛んで行きたい…
優しい夜風にあたりながら…
暗闇に僕の寂しさを紛らわしながら…
月光を浴びながら…
涙を流したい…
今日という日が終わるまでには…
そしたら今度は…
この翼でどこまでも…
どこまでも飛んで行きたい…
涙の意味を知った僕にきっと白い翼は似合わないかもしれない…
それでも僕は月光に照らされたこの世界を飛び続けたい…