詩人:赤坂 菜葉
日暮れて道遠しアルコール血管と粘膜に注いでえんやこらとやっとこさ動く内燃機関生き遅れ死にそびれ下るにつれて加速するけど平地に戻れば抵抗感に負けていつかは自然に止まってくれる登るより降りる方がより手間がかかる雨ばかり降り続くから虹なんて彩なるものは逆に長い間見た記憶がない朝焼けと夕焼けのどっちが燃費がいいのかしら途方に暮れる