詩人:猫耳の女
弱った身体で来た
それでも奴らは
私を一人にする為に
圧倒的な孤独
それさえ
置いてきぼりにする
私は
進化する能力をもつ
最終の枯れ井戸に乗り
大事な荷物は
なにひとつとてない
向こう岸に行ければ…
生きれば生きるほど
現実に
興味がなくなって
いくのですが…
生きれば生きるほどに
希望が
絶望に変換されて
ゆくのですが‥
この世は闇ですか?
前は見えるけれど
闇なんです
さぁみなさん
一気に死にましょうか
この地球壊れてます
私を修理して
私を修理して
私を修理して
美しく
きれいでいたい人達は
私を輪の中に入れず
黒く
ぬりつぶされた赤が
私の色だと
みんな笑いながら
あざけりながら
耳をふさぐ私に
もうやめて
交差点横の信号
光る目に
にらまれてる時
周りの集団が
私を一人にする為に
私以外の存在は
私を一人にする為に
私を修理して
私を修理して
私を修理して
ああ
誰の言葉も
耳に入らないわ
ああ
あきらめる事に
夢中になってる最中
ああ
生きる夢を見てるのよ
私きっと…
ああ
悪い夢だわ
私…
私…
私…