詩人:綾
私は右の耳で恋をしている
君の声で笑ったり
君の声で泣いたりしている
短くした髪も肩について
君と会う時のために買った服も
季節外れになってきた
甘い恋をするために
誰かを好きになるわけじゃない
弱音を吐いても
この胸の音はいつも素直
私は右の耳で恋をしている
君の声に支えられたり
君の声にほっとしたりする
いくつもの寂しい夜を数えて
思ったことを言葉にできても
どうにもならない時もある
淡い恋だったなら
誰かを好きになれたかもしれない
そんなこと言っても
この胸の声はいつも素直
君を想っては
会いたい夢をみてる