詩人:どるとる
太陽の光をめいっぱいあびて咲き続ける花になりたい
僕のささやかな未来の夢なんだ
こうして今日も日は暮れて流し足りないぶんの涙もあふれて
窓の外をもの憂げに眺めて感傷に浸る夜に気がつけば僕はいて
時計の針は摩訶不思議な力でくるくると待ちきれないほどゆっくりと進む
陽射しをあびて野菜だって動物だって生きてるんだ
だから僕も日陰ばかりにいないで陽向に向かってゆこう
おおきな花になるために
未来でちゃんと咲けるように
しっかり光合成しよう
未来はすぐそこさ
まばたきしてるあいだにやってくる
だから今をないがしろにしないでいつでも立っているその場所は生まれてから一秒あとでさえ過ぎてしまえばそこは未来なんだから
気を抜かないで
気を確かにもって
太陽をあびよう
明日を見つめよう
人間だって陽射しをあびないと萎れちまうからね
生きるために花になろう 太陽の真下で。