詩人:どるとる
猫の額ほどの夜が長く伸びている犬の小便ほどのくだらない会話の向こう側で今日も過酷な現実があるほらねまた同じことの繰り返しだ泣いて笑ってそのうち疲れて眠るもう生きれなくてもいいもう笑うことさえ疲れたよああまたひとり空見上げて 小さな星に重ねてる昨日の強がった自分 そして置いてけぼりの夢 釣った魚に食べられる そんな喩えにひとりごちて笑った。