詩人:どるとる
いたらいたで厄介で
いなけりゃいないでみょうにさみしくて
けんかばかりだけど
たまに感じる優しさに有り難みを知る
ご飯つくってくれること
見送ってくれること
出迎えてくれること
一緒に寝てくれること
考えたら あなたがいるから僕は毎日幸せなのかもしれません
だからこれからも
一緒にいてください
ついた嘘や強がって背中向けた夜
そんなこと全部含めて人生ならば
すれ違う日々もやがて穏やかに変わって
川の流れや雲浮かぶように いつしか
ふたりが一緒に居るのが当たり前になればいい
好きか嫌いかなんてことはもう 遠い昔
ただ寂しさを埋めるため ご飯をつくってもらうため 形だけの存在
テーブルの向こう
君が箸を止めて微笑むだけで なんだかそんなこと嘘のよう
素直になれるよ 愛してる そんなことさえ言える
ありがとう ありがとう
愛してる 愛してる
伝えたいこと 届けたいこと
簡単すぎて 言えないよ
単純すぎて 言えないよ
それでも まっすぐ心めがけて言葉にするよ
ほかの人には空振りでもあなたにはストライク
受け止めて 受け入れて長いこと待たせたね
何十年ぶりの告白さ
もう一度、僕と恋人になってください
あの頃のように
くすぐったい
風に吹かれて。