詩人:どるとる
人の存在なんて 時間の果てにたどり着けば
簡単に消えてしまうのに 人はそれまでの時間を幸せに過ごそうとするね
存在は人に認められてはじめて存在する事になると
誰かが言っていた
本当にそうなのかな
曖昧なもんだ僕らは いないと思えばいないようで
いると思えば確かにいる
見えないのに存在するように
あなたが握るこの手のぬくもりを 僕は忘れないだろう
あなたがくれるそのまなざしを僕は抱きしめるだろう
存在なんて 大切な人にだけ認められていれば それでいい
それだけで僕はこの世界にいることを許されている
そんな気がするのさ
だから存在が揺らいだときには 傍にある愛に気づいてごらん。