詩人:さみだれ
今、夜風にあたり
月光の影であなたの夢を見ています
それは日に当たることのない儚いものです
あなたのことを心にしまい
何事もなければ長い年月を生きていくことになるでしょう
日を追うごとにあなたは幽霊のように
面影となり、忘れられてしまうでしょう
それでも私はあなたをそばに感じ
最後のときまであなたのことを思い出しましょう
どんなことでも
あなたがいるという事実に繋がるのであれば
私は思い出しましょう
今、夜風にあたり
この夢を見ています
どうか心静かに見てください
どうか
2012/05/06 (Sun)