詩人:どるとる
お父さんがいて
お母さんがいて
弟や妹や兄や姉がいて
おじいちゃんがいて
おばあちゃんがいて
犬や猫や鳥なんかもいるかもしれない
笑ってる今日があって
泣いていた今日もあって
寄り添う今日があって
すれ違う今日だってたまにはあるんだ
なにそんなに特別なことがあるわけじゃない
ただふつうの暮らしの中気づくことが
幸せが何なのか教えてくれるだけで
ただそれだけで家族であることが いつもより少し幸せに思う
当たり前なことが
こんなにもうれしい
ありふれた毎日が
こんなにもたのしい
あなたがいるから
一人じゃわからない
人を思う心を知り
傷つける痛みや
離れたさみしさを知る
僕は君のなに
君は僕のなに
ただひとりの人
愛している人
君の家族さ
言われなくても側にいて
居なくてもいい時さえ側にいる
僕の家族さ
目を閉じて
そこに浮かぶ
まだ見ない明日の
扉を開くとき
夜が朝と融けて
新しい朝が
この街を照らすなら
君も照らしてね
家族がひとつになる時
笑顔を見せてね
優しさを見せてね
家族は血の繋がりだけで家族なわけじゃない
家族は境遇だけで家族なわけじゃない
家族は家族だ
ただそれだけでただそれだけのことが
夢を描き幸せを届けるよ 君の明日に。