詩人:どるとる
今あなたの目に映る世界より遠くの場所で
雨に濡れてる人もいる
晴れている空が嘘ってわけじゃなく
世界はひとつじゃないってことさ
時計を逆さまにしたような世界では
朝と夜が逆転して
今僕の見てる
青空の向こうでは
同じ空なのに
夜空があって
星も輝いてる
不思議だな
不思議だな
少しだけ
あの雨の一粒に聞いてみるのさ
あなたの今の気持ちを 些細な淋しさを
この雨の向こうで
泣いている君を
思えば僕も
泣きたくなる
この雨の向こうに
笑っている君を
思うと僕は
笑いたくなる
誰かの不安や
心配をよそに
僕は君を思うよ
僕には雨しか
見えなくても
君には優しい
空があるように。