詩人:どるとる
誰かを愛して そして自分も愛されている
誰かを憎んでも まだ愛してくれる人がいる
誰かを許して そして自分も許されている
誰かを貶しても まだ見守っていてくれる人もいる
そんなふうに 僕らは一人にはなれない
どんなに空っ風に 吹かれたって
気づけば愛されている
気づけば守られている
人のそば 君の近く
ぬくもりの傍ら
愛して 愛されて
その意味を深く深く
胸に重く優しく
感じている
だからまだ
僕も人を愛したい
人に愛されていたい
この血の通った
世界の中
人のぬくもりに触れて 触れていたい。