詩人:どるとる
お父さんの背中は今日も 何も言わないけど
たくさんのことを教えてくれている
家族のために頑張るその姿はなんてかっこいいんだろう
汗をかいて 涙も見せず働いている
それはただ我が子のため愛する妻のため
少しずつ 丸みを帯びてく お父さんの背中
白髪混じりの お父さんの髪の毛を見て
歳をとったねとお酒酌み交わし 話す夜
お父さんの背中はあの頃より小さく見えた
だけれど変わらない大きな大きな 背中さ
ほら 家族を今でも優しく力強く守ってる
お父さんの口癖は成せば成る
根拠はないのに なぜか勇気づけられる
どこか荒っぽくて鼾もうるさいけどそのいい加減さがまたいい
たまにお酒に身をまかせ 俺も辛いと泣く姿 そっと見ていたよ
今度は僕が その背中を追い抜く番だ
この頃歳をとり弱気な父の背中を見て言えることを探す僕に幸せになれと父が言う
お父さんの背中はあの頃とはだいぶ違うけど
あの頃にはない年期の入った素敵な背中さ
ほら家族を今でも温かく穏やかに背負ってる
少しずつ 丸みを帯びてく お父さんの背中
白髪混じりの お父さんの髪の毛を見て
歳をとったねとお酒酌み交わし 話す夜
お父さんの背中はあの頃より小さく見えた
だけれど変わらない大きな大きな 背中さ
ほら 家族を今でも優しく力強く守ってる
そんなお父さんの背中があるよ
その背中には どんな明日が映っているのだろう
ありがとう ありがとう 尽きない感謝を伝えたい
愛してる 愛してる 少し恥ずかしいけど届けたい。