詩人:猫の影
あの赤いアレを切り刻んだ
切り刻んだんだって
あの茶色いヤツに刃を向けた
どうしたってそうなってしまう
油を引いて炒めるってなってしまう
そう、SO,炒めろ炒めろ
芯まで火が通った
芯まで腑抜けにされちまったって
水ぶっこんだ、ぶっ込むんだ、もうどうしようったって仕方ないや
ふつふつと沸き上がった怒りかそれは何か
あの四角いの、あの四角いの投入、ほら溶けていく
あとはもう煮込む、結局はそうなってしまう
だからもう、そう、煮込め煮込め
煮込め
鉄は熱いうちに打てというだろう、というだろう
そう、いうだろう
カレーも結局はそうなってしまう