詩人:ゆなぎ
呼吸を止めて冷めた世界に身を委ね欠落が怖かったただ、それだけ終われることを期待した浴槽の中 ぼやけた世界水を求めた干からびないように、枯れないように温もり消えた濡れた体は強張って行く呼吸 止めれば終われるかな 君の側で忘れぬ程に 走馬灯は最期まで 胸 締め付けるのね