詩人:さらら
きれいな雪は冷たく
美しい
雪溶けて
冷たい風ばかりの冬は
やはり花咲く少しずつ
あたたかくなること
イメージした
そしていつもその春は
悲しい事実ばかり
伝えてきて
けれど
それでも冬の次は春
春の次は夏
そして秋
冬と繰り返す
僕たちはいつも四季折々の島で
詩っている
冬の季節に君の
エナジー白い息と共に詩い
春の別れ始まりを
出発地点とし
そして様々な季節風に乗り
どうして
いつも
君は 悲 という台詞を
詩に乗せるのと
問われてしまうなら
やはりそれは
悲しいことが在るからだと答えるかもしれない
皆がそれぞれの
悲を時折 詩で吐き出して
悲のデトックスが
出来たなら
それなら詩の役割は
治療とさえ変わる
悲しい事だけの人生ではない
ただ悲しみが強かったため余韻が切れない
雪はいつもと同じ冷たさ
美しく降り積もり
溶けた後も
新たな季節はまた違った 僕たちを
伝えるだろう