|
詩人:beet
若い頃 良さも分からず
ただなんとなく BLUESを聴いた
でも その本質までは分からなかった
飲み会で意味なく テンション上げ
何度となく記憶をなくしたり
皆いる前で 女と喧嘩したりした
結局 子供だったのよね
流行ものに 遅れまいとして
無理やり 覚えたカタカナで
知ったかぶりしている奴が大嫌いだった
ある時 流行など どこまで追いかけても
実態がない事に気づき 追うのをやめた
それが新しいと 勝手に思っていた
結局 子供だったのよね
飲めもしないジントニックを
毎晩 無理やり飲んでいた
それで酒は強くなったけど
やっぱり酒は好きになれなかった
結局 子供だったのよね
歳取る事のよさ 今にして分かる
経験を積む事の意義が
人は何故 無駄な事をしなくなるのか
まっ 子供には分かんないだろう