詩人:哀華
ねぇ神様
どうして人は
死んで
しまうのでしょうか
この手に小さな
幸せを描いて
未来を映し
一人笑えば
なんだか眠れぬ
灰色の夜に
私が今という
現実に
潰されぬはずと
そう思った
しっかり
踏ん張り
両足をつなげ
そう最後に
ウソをついて笑う
アンタは
夢の中で
左手は欠落の象徴
お前の涙は
原石のように
綺麗だと
アンタは
夢の中で
確かに
少し微笑んだはずで
もう側に居ないで
早めに消えてよ
愛しさなんて
忘れたのさ
もう側に居ないで
早めに消えてよ
アンタのこと
忘れたいのさ
2004/07/08 (Thu)