詩人:放射能]
熱烈な指差され組
子供の問い掛けを
慌てて大人が制止する
見ちゃいけませんって
ぼくを見ないで下さい
外形を
気にする風でなく
直感的に
無視などしないで
歓迎‥されてないの?
とめどなく落つる滴は
泪なんかじゃない
局部的な
異常気象の大雨さ
今なら
そんなジョークも
半分笑顔で言えるかも
でも苦しいんだよ
くやしいんだよ
この身に
降りかかった火の粉
‥と
君は振り払えるの?
ぼくはイシになりたい
もの言わぬ
外壁に守られながら
安全な内から
外の様子を
眺めていたいのです
そして誰にも
キズつけられぬよう
かたくかたく
もうこの際
自分さえ良ければ…