詩人:どるとる
落ちていく雨粒は 重力に忠実だ物語のあらすじをなぞるように続く僕らの毎日 予期されていないことは起きない神様の指先で 弄ばれて 僕らは生かされてるだけの小さな小さな花の種重力に逆らって 今という闇から抜け出して笑った 泣いた 怒った そんな日々をもっと鮮やかに描き出せたら重力を振り払って 自由になりたい答えのような 確かなもの抱いたまま 嘘なんか何もないきれいな空を 見えない翼で飛んでみたいんだ。