詩人:快感じゃがー
癒さないで
わたしの傷なんて
忘れたくないの
彼とのこと、、、
思い出になんか
したくないの
褪せてほしくないもの
ばかりなの
ねえ
癒さないでよ
構わないでったら!
過去のものに
変えたくないの
あの日のままで
生きていたいの
ずっとずっと
あの日のままに
しておきたいの、、、
放っておいていい
いっそ
見捨ててよ
誰もわたしに触れないで!
覗かないで
真実だけは
彼にあげるって
約束したから
約束したから
約束したんだから、、、
ああもうそれなのに
なぜ
また抱きしめる?
終わった愛に縋っても
何にも
変わらないって
わかってるけど、、、
ねぇ
彼とのこと
忘れたくなんか
なかったのに
どうして?
嘘も見抜けぬほどよ
あなたの生きた台詞
在りし日のように
塞いでゆくの何もかも
溶けだして
染みだして、、、
ねぇ
人の想いはなぜ
同じところに
留まっては
いられないの?
不幸気取りするより
"ほんとのしあわせ"
羨んでしまう、、、
ねぇ。
どうしてあなたは
今もなお
卑怯なわたしを
こんなにも
やさしく
癒してくれるの?