詩人:Ray
目に見えてわかる
あなたと再会するはずの日.
あたしのなかは
その日がくることに
必要以上に怯えてる.
ちゃんと 笑えるかな.
「普通」に できるかな.
どうか もう
あなたのことを『好きだ』と確信しませんように.
どうか あなたに会った瞬間のこの心は
からっぽでありますように.
そんな祈りが
今夜もあたしのなかを
かけめぐる.
どうしてあんなに好きだったのか
わからなくなるくらいに
あたしのなかから
『あなた』を消し去りたい.
ときの流れに委ねてもいい.
あたしのなかの
ぐちゃぐちゃな感情が
これ以上進まなければ
なんでもいい.
ただあたしは
何事もなかったかのように
あなたの前で笑っていたいだけ.