詩人:Ray
あなたの愛に包まれたいと願うあたしは
とっても自分勝手だよね。
あの人がだめだったから
じゃあ、あなた
といったように
あたしはただ
逃げてるだけなのかもしれないね。
あなたを好きだと思うことで
あの人への思いを
無理にかき消そうとしているようで
あたしはなんて
ずるいんだろうって思う。
こんな「いま」だからこそ、
だれも求めずに
何にも動じずに
誰を想うことなく
淡々と毎日を過ごせたら
どんなにラクなんだろうって
考えたりする.
だれも好きにならずに
ただ笑えてれば
こんなに苦しいこと
なかったんだろうなって悔やんだりする.
でも あたしのなかには
あの人がまだ残っていて
同時に
あなたのことも大好きで
毎日 毎日
疲れるばっかりだよ.
放つばかりの愛は
やがてしおれる。
自分で放った感情腺が
舞い戻って
あたしのなかを傷つけた。
恋することに
あんなに憧れてたのに.
いつも
あとに残るのは
醜い自分と
後悔ばかり.
愛するって
こんなに難しいんだね。