詩人:ライカ
今日も一日が終わる
「 気がする 」
そんな虚ろな気持ちで
24:00は過ぎてゆき
リセットされた気の時が
ゼロに戻され
また 肥えてゆく
嗚呼
今日もいくつか
毒を吐いた。
誰かの胃に
溜まって
ストレスの種となった気がする
そして 実際は 相手はそんなこと思い返しもせず
安らかな眠りにつこうとしている
そんな気もする
結局のところ
わたしの罪悪の想いと
小心の虫が
痛みを和らげる為
己を悪者にしたり
救いを作ったり
忙しくさせるのだ
夢についてギラギラと
語って
微々たる歩数をふやしていた自分は
今のわたしにとって
眩しい存在である
しかし なんとかだましだまし
日々やり過ごしている
わたしは
過去のわたしより
周りに愛されている気がする
それは只の気のせいだ という気もする
こんな パラドクスで
溢れかえる今日も
リアルが忍び寄り
曖昧なわたしを痛めつける日の準備期間に過ぎない
多分
これは気のせいじゃない