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詩人:シゲヲ
俯いたままでは下しか見えない
下に何がある?
なにがあって 君に何をもたらしてくれるだろうか?
それは限られた視界。
見えるものは己の屍
砂地を潜り抜けた日々は
繋がりゆく今日のためにある
私はいつこの時
どのようなことあっても
君の傍に馳せ参じ その挫けそうな肩を支えよう
君が優しさを担うなら
私は厳しさを担おう
擦れ違った日々は
出会い、こうして繋がる今日のために
心を正し
偽りの善を切り
燃やし尽くす
それを身に宿る「偽善」と共に薙ぎ払おう
出会ってしまうことが最初から決まっていたなら
私はこの出会いを至高の宝としよう
君が迷うならその光となり
君が怒るならその剣となろう
君を傷つける刃の盾となり
君のその命が空に上るとき
私は天空すら打ち砕いて見せよう
気にしなくて いい
優しさを担う君は
私の優しさなのだから