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詩人:チェシャ猫
あの日突然降り出した雨に
僕らは傘も差さずにはしゃいでた
靴の中までずぶ寝れになって
つないだ手だけ あったかかった
君の隣にいるその瞬間が愛おしくて
思わずつぶやいた少し照れくさいセリフは
雨の音にかき消されて
少しだけほっとしていた僕がいた
あの瞬間の僕らの思いは
今でも色褪せることなく
アルバムの中で微笑んでいて
もうどんなに手を伸ばしたって届かないぬくもりも
耳を澄ませたって聞こえない声も
あの一番星の後ろに隠れているみたいだ。。
そうして雨上がりに
雲の切れ間から差し込んできたオレンジ色を
僕は内緒でスケッチブックに写してて・・・。。
だからきっとあの色を忘れないよ
空と雨と・・・それから君の笑顔も。。
ずっと・・・ずっと・・・。。