詩人:さみだれ
鞄に積めた夢や希望
星の向こうから夜汽車のライト
人影のないホームを背に
涙も流さず待っていた
ありったけのものを
鞄の中に詰め込んで
だからさみしくなんかない
月のウサギは笑ってる
旅立つ僕を励ますように
そう感じるのは
ポケットの中の温もりのせい
きっと鞄に入れ忘れた
さみしさの欠片なのだろう
夜汽車のライトは近づいてく
遠のくのは僕の思い出
まるで二つの満月が
二羽のウサギが迎えに来るよう
連れていってくれるかな
こんな鞄に入りきらないほど
夢や希望に溢れたところ
切符に書かれた知らない町
そこにも月と夜汽車はあるの
僕の居場所は空いているの
今から座る座席も
いつか降り立つホームも
待っててくれるのかな