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詩人:右色
「楽しい」とか
「苦しい」とか
人生にそんな感想を持ってみた
たぶん
それは
どこかの過去が見た夢の追憶
「苦しい」というのは
夢から遠く離れていた僕を見て
「そっちじゃない」と
僕自身の夢が教えてくれること
知らないわけじゃない
素直になれない
でもやっぱり理解してないと思うから
その優しい忠告は
とても苦しいものになる
反対に
夢の中を歩くことが出来れば
それ以上ないほど
「楽しい」
でもやっぱり
楽しいは夢の終わり
追いついた夢はもう夢じゃない
だから
だから
いつも間違ってばかりの僕は
とても苦しいことばかりだけど
まだこの目は夢を映す
まだこの手で夢を追える
僕の持っている答えは
「苦しい」だけど
それは
「楽しい」よりも
ずっとずっと幸せに近い位置にある