詩人:山鳩
今朝見つけた君のパラソル其処にあることも知らずにじっと動かずこっそりとリヤシートに寝かせられ「早く私に気付いて・・・」そんな小(ささ)やかな呟きが聞こえたような気がした水色の雫は泪のようもう差すことのない君のパラソル君は濡れたこころと乾くはずのない哀しみを僕に残していった