詩人:甘味亭 真朱麻呂
信頼できる仲間もいなければ
愛し合う人さえ僕にはいない
そんな暮らしの中で
いつの間にか
知らない間に終わりを迎えるって思うなんだか悲しくなってきた
今日もこの世界で
誰かがその生涯を閉じたってきっと世界は変わらずに回り続けるだろう
移りゆく季節の中
変わったもの
変わらなかったもの
思い出しては押し込める
数え切れない苦難の果て
今思えば遙か幻
まるで夢でも見てたかのように
すべてが現実味を欠いた夢のような思い出が見えた
僕の生きる
この世界はとてつもなく理不尽で
僕の頑張りも努力も夢の大きさの前では歯が立たず
むなしく消えていく
夢も理想も
現実の前では
夢のまた夢
幻のまた幻。