詩人:どるとる
当たり前な事がとても悲しくて
時にうれしくてたまらなくなる
生きることを悲しいと思ったり
幸せだと思うのはなぜなのかな
夜の中 朝の中 僕らはただ生きている
そんな当たり前な事に今僕は気づいた
笑っていたね 喜びに 泣いていたね 悲しみに
そんな繰り返しの中で 僕は生きていて
何ひとつそれを不思議にも思わないまま
ふと立ち止まる僕は 不安に苛まれ 見えないままの明日におびえた
いつからだろう こんな気持ちになったのは
生きている事さえ それだけで こんなにも…
道草するように 空白を ただよう意識。