詩人:しゅんすけ
千年の孤独を
千年目にどう思うか
夏の終わりが近づくと
重ねた過ちが泌尿器科にを賑わせる
千年と一日
蟲毒と成り果てた
食い散らかした惨めな正義
吐き捨てた手あかまみれの常識
くそつまらない
くそつまらない
くそつまらない
目が覚めると
私は蛄になっていた
原因不明の高熱に
三日三晩うなされて
妻には大変に迷惑をかけたものだ
目が覚めると
私は蛙になっていた
何でもいい
愛だの恋だの
真実だの正義だの
他人が決めた正しさに居座る心地よさ
くそつまらない
くそつまらない
2018/08/20 (Mon)