詩人:どるとる
夜明け間近の街の景色にささやかなれどさわやかな愛を感じたんだ
店といえばコンビニしかやってなかったのでささやかなれど菓子パンを買いました
菓子パンを食いながら歩いた商店街
朝早すぎて誰もいない道
時々犬を散歩させてるおじさんとすれ違うだけ
どこかいつもの街とは違うご様子で
空の彼方に君臨している誰よりも早起きの太陽もまだ眠そうな顔で
夜明けの朝に僕は
気づいたんだ
この胸の高鳴り
ただ夜明けだってだけで胸躍る不思議
今 抱きしめて
僕は昇る太陽に吠える
今日もありがとう
胸をふるわす感動を
ああ ありがとう
僕を照らす遠い光
今 輝いて僕を包む
あたたかなその光で
やがて闇もひらけ
まばゆい朝が来たように どんな夜も明けてゆくんだよ。