詩人:門真太郎
僕は夏が嫌いだ。暑いし、汗がベタベタするし、水泳が苦手だからだ。 だから、毎年2学期が始まっても僕だけ真っ白。そんな僕を無視するかのようにみんなは思い出話に盛り上がる。 でも、今年はそんなみんなの顔をみてふと気付いた。 僕は夏が嫌いなんじゃなくて夏を知らないだけかもしれない。