詩人:皐月
今日もまた 真夜中のコールで目を覚ます
着信履歴を見なくても分かる
ほら やっぱり君からだ…
かけ直しては いけない…
そぉ 思いながらもやっぱり僕はすぐかけ直す…
かけ直しては いけないのに…
今日もまた 意味もない話で数時間
無邪気に笑う僕がいる
もう 心を開いてはいけない…
君の声を聞いては いけない…
そぉ 分かっているのに君の声を聞きたがる…
聞きたがっては いけないのに…
もう 会わない
そう 決めたはずなのに
もう 会ってはいけない
そう 分かっているのに…
もし 僕の心が君に残っているなんて君が知ったら君はどう思うのだろう…?
会ってはいけない…
本当は 会いたい
君は僕のかけがえのない人…
君に会いたい
だからこそ 会えない…
会いたいけれど―――
会えない人
会っては いけない人…