詩人:メグル
ふざけんなって言ってやりたい時がある
例えをあげればキリがないけど
結局 言えた試しはないんだ
くたばれって言ってやりたい時がある
胸の中をぐちゃぐちゃに掻き回されて
踏み付けられた痕が消えないんだ
「それは誰への言葉だい?」
僕の敵への反抗表明さ
「それは届いてるのかい?」
知ったことじゃないよ
ただ心の中で叫べば それで満足なんだ
「しょうもないね」
ああ まったくその通りだ
「本当は自分への言葉なんだろう?」
そうかも知れない
僕は弱い
弱い人間
僕は 『僕』が嫌いなんだ
弱くて 甘ったれで 根性なし
ふざけんな くたばれ
成る程ぴったりだ
笑えるほどにしっくりくる
なのに
視界が滲むのは何故だろう