詩人:樹厘
ここに一つの罪が生まれ
償う為に涙を流す私がいる
あなたはいつも私を何より先に考えてくれた
寂しい時必ずあなたは私の所へ駆け付けた
ごめんねは言わない約束
だけど必ず呟いてしまう
「ごめんね」
また 「そんなのいいよ」とおどけるあなたに癒されて
いつだってそう
私はあなたに何も出来ないのに どうしてそこまで私を想ってくれるの?
あなたが初めてそんな私を怒った夜
やっと気付いた 私ができること
せめて あなたが想う以上に私もあなたを愛す事
でも遅かったみたいね
私の罪は早く気付かなかった事
私をかばってあなたは独りで消え去った