詩人:浅羽
空を眺める事も無くて
何かに追われる様に君は
独りぼっちで眠ってたんだ
無くしてしまった欠片
傷痕はまだ消えなくて
目が覚めても塞がってはないけど
君は一人で
僕も一人で
温もりを欲しがっているのさ
誰かが言った
君は独りだ
優しさが眩し過ぎるのだと
誰も君を助けはしないよ
冷たい路地裏投げ捨てられて
真夜中震える声で叫んで
それでも君は生きているんだ
何かを欲しがる事も無くて
月を眺める様に君は
一人きりで歩いてたんだ
隠してしまった心
ひび割れた声を繋いで
座り込んで明日を待っているんだ
君は一人で
僕も一人で
確信を欲しがっているのさ
誰かが言った
君は独りだ
愛情が眩しすぎるのだと
誰も君を助けはしないよ
冷たい路地裏投げ捨てられて
真夜中震える声で叫んで
それでも君は生きているんだ
か細い呼吸は止まりはしないよ
凍える宵闇包まれながら
停まらぬ鼓動に揺られて酔って
それでも僕は生きているんだ
それでも君は生きているから
泣いて傷付いて時折笑って