詩人:♪羽音♪
本当は気付いていた
分かっていたんだ
それでも素直になれなかった
私があの人に惹かれた理由…
それもきっと……
逆に言えば「壊してしまう」理由でもあるのかもしれない
「守りたかった」
ただそれだけの事だったはずなのに
気づけば「壊していた」
一度、壊せば
もう二度とは戻れないそれも分かっていたのに
今思えば2人とも
心の住む場所が似すぎていたのか
その事にも
きっと互いに気づいていたんだろう
素直に本当の気持ちの所で止めておけば良かった
「ありがとう お幸せに さようなら」
これが気持ちの全てのはずだったのに…
あのままフェードアウトする筈だったのに…
最後に振り向かせたい…そんな私のワガママが全てを嘘に塗り替えた
結局、私もアナタの姿に捕まったままだった。
だから、本当に終わりにしよう?
私があなたの前から消えれば
あなたはもう傷つかなくて済む
あなたが私を壊せば
あなたはきっと
前に進めるから
あなたの足枷には
なりたくないから
"壊していいよ"
私はあなたに嫌われたい
大好きなあなたに恨まれたい
常に「好き」と「憎しみ」の中で揺れ動くのに疲れたよ
だから壊して離して…
そうすれば
きっとアナタの
この悪夢も終わる
きっと今の私が
アナタと出会ったら
すぐに逃げ出すでしょう 会いたくないからじゃない 関係ないからじゃない
また壊してしまいそうで、自分が怖くなるから
だから 本当にさようなら
あなたは悪魔でも鬼でも、本当は蛇でもなかったよ
誰よりも人間らしかった
だからアナタを忘れたいの
このまま好きでいるのは辛すぎるから
今までで一番キツい
片思いと失恋だった
自分で自分の身を
滅ぼすほどに…