詩人:快感じゃがー
とうに限界を見た
二人は識って居た
私の感情が
貴方の理性を
殺してしまった
此の後悔の先に
善い結果など
連いてくる筈もないね
其れを承知で
私は選んだ
傷つくことを
私は選んだ
だから、泣いたりしないよ
そして今、
それももう
終わる
酷く怯えた眼
私の足元で
哀願する声
大切にしていた
あの夜の熱まで
貴方は奪ってしまうの?
急に白ける
冷たくなる
醒めている
ああ 夢が終わる
震わせた魂ごと
食べてしまいたかったのに
一層悪いと
決めつけてくれたら
良かったのに
それでも
先に指輪を外すのは
私の強がり
愛しているから
貴方を見れない
ああ 夢が終わった