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[7707] ひととき

詩人:夢中人

夜道、雪を蹴っていた その雪につられ君は飛ばされた雪を追い掛けた 可愛さに君に触れようとしたら君は警戒した

夜道、雪を転がしていた その雪につられ君は小さくなって行く雪を捕まえた 可愛さに君に触れようとしたら君は僕に寄り添った

帰ろうとすると着いてくる君は僕を追い越して道をふさぐ 車が通るたびに君は僕を置いて影に潜む

連れて行こうとすると逃げる君は僕を置いて道を横切る 車が通るたびに君は僕を頼り影に潜む

帰り道を急ぐと君も急ぐ たまに寄り道をする君を見離せなかった


寄り道をした君を見捨てて帰った

2004/01/21 (Wed)
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