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詩人:まとりょ〜鹿
哲学者にでもなった気分で黄昏てみよう。
他人に幸せなんだと認識させるためにいつも笑っていよう。
冷たい鉄製のドアは
こんな私の最高の背もたれだ。
童に返るつもりでヨーロッパ童話でも読んでみようか・・・。
見事に造り変えられたつもりの私を信じて膝で甘える貴方。
貴方は深く意味も持たずに、
ただ楽しいと感じたら笑って
納得いかずに癇癪を起こし憤る。
ずっと私は正しくて利口な選択をしてきたと思い込んでいた。
でも間違えていた・・・。
貴方が苦しんで辛そうに顔を真っ赤にして
私の膝元に崩れ泣きじゃくる・・・。
私はそんな貴方に指し示す事も出来ず、ただ泣くことしか出来なかった。