詩人:たかし ふゆ
慌ただしさと喧騒だけがこの街の夜明けを告げる紺色は薄れ白みを帯び曇天になり限りない青を見せる目黒川のせせらぎが聞こえるのはいい五反田通りの向こう側にコンクリートの新しさと、始まりという希望顔さえ知らない誰かの声を追って東京の空を歩く鳥の声伸びきった街路樹の枝先に降り立つ朝