詩人:まなみ
大きな大きな湖があってでもまわりには何もない。水だけが静かにとまったままでめまいがしそうなくらいの圧力下。私はそこへ行こうとあらゆるものをふりはらって走ってゆく、ふりかえらない。そこへ向かうまでにたくさんの誘惑があって、見てはいるがとまらないいいえ、たちどまらないやがて雨がふってきて世界全体が青いようにそこら周辺も青くなって、一生やむことのないその雨はただただ 私を悲しくさせた。