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詩人:雪 刀寿
海へ倒れ込もう!
君から行く?
もうぼくは、黒い肌も脱ぎ捨てたいっ
死んでんのか?
生きまくり過ぎてんのか?
底抜けな、猿の大笑い状態
それは=
暴走めいた、かみなりサマー
今年の夏も、
甘~く、
めいっぱい、ぼくらを愛してくれた
夏さん、ありがとう!
そして、
本当のキャラが存分に押し出されてきてるぞぉ~
みんな、みんな、みんな~
どうだい?
大好きだぁ~っ!!!
今さ、生まれる前をたどってみてるのよ
あ、あった
サンゴ礁、
熱帯魚、
海に、もう出会ってた
前々から
生きてるぅっ・・あわあわ・アブク・・・・ブク・ブク・・・
ビーチぎわ
砂浜の砂も、中が焼けて熱い
くちびるに、ノリや海草の塩っからさが匂う
その塩が、こびり付いた水中メガネを
ぼくらは握って持って、
目の奥で湧く光を、そのまた光らせる
そんな花火を濃ゆく、見るんだ
な~んだか、
覚えきれない
まとまらない宿題のようで、
あふれるオモチャの行進つながり、だ
見れば、
純白の入道雲
手元では、
真水と同じ、したたる汗
いいよな
君は、ぼくの背後で感じてて、
そのエキサイト具合を、ジェット気流に乗っけ・・・
ダイビングの醍醐味を、王子様気分でむさぼった
ようし、俺もだっ!
最後は寂しく見ておく
その後が、上がり調子になるように
オレンジ夕陽に
「ぼけ~っ」、「ほわ~ん」して、
真剣に高飛びし掛けた
断崖絶壁からの飛び込み
を、
まじ、念入りにやった
後味グッド、さ。