詩人:あきら
人の数より車の数のほうが多い。聞こえるのは車のエンジン音と僕が自転車をこぐ音ぐらいだ。少し耳をすましてみるとどっかで犬が吠えている。遠くの電車の音がする。街灯の光の輪の中を自転車で通る。団地の窓がポツンポツンと光っている。帰ってくる人とそれを待ってる人がいる。さっ、はやく家帰ろ。ただいまー。