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詩人:椛
君の弱さに付け込んで
僕は君に気持ちを伝える
断れない君は同じように気持ちを返す
キスをすればキスを返す
抱きしめれば抱きしめ返す
きっと、押し倒してしまえばなすがままだろう
「君は僕のこと、好き?」
返ってくる言葉はわかってる
「好きだよ」
ほらね。でも僕は本当に君が好きだから見逃さない
君の、微妙な表情の違いに
気づいていて、僕は言わない
その君の優しさに甘えてしまう
だって、言ってしまったらこの関係が終わってしまう
優しい君は僕を突き放すことはなしないだろう
でもその優しさに今度は耐えられなくなる
僕は本気だから友達になんて戻れない
君の仕草一つ一つに心が締め付けられる
僕の自分勝手な気持ちだけど
この手を離すわけにはいかないから
今だけ、許して